どうも、さんぱっちです。
唐突ですが私、運転中に追突されることがかなり多くてこれまでに3度ほど追突されています。(うち2回は高速道路上で廃車)
私の運転に問題があるんじゃないかと疑われそうですが、渋滞で停車している時だったり、明らかな煽り運転だったりとちゃんと言い訳はあるんですよ……。
今回は自動車保険の加入者が貰い事故を受けてしまった際に、どのように行動するのがベターなのか。2回の経験を踏まえた上で私なりの考えをお話させていただきます。
なお私自身別に専門家というわけではないので、あくまで実体験をベースにお話させていただきますのでご承知おきください。
心構え
高速道路上で運転をしているとき、特に首都高なんかを運転しているときは恐いですよね。
私は仕事でも首都高をよく使うので、どのルートも運転するのはそこそこ慣れたものですが恐怖を感じることは未だにあります。
特に下記のような状況になった時はかなりざわざわしますね。
注意ポイント
- 見通しが悪い場所で車が詰まりだしたとき
- 交通量が多いのにそこそこのスピードで全体が流れているとき
まぁこのケースで追突事故に遭ったからなんですけどね。
あまり多くはないとは思いますが、こういった状況になってしまった時はより後方を気にして走行しておいた方が良いです。
無防備でいるよりも、これは来るかもしれないと思って準備(?)していた方が肉体的ダメージが少なくて済むことは1回目と2回目の比較で実証済みですので……。
そんなこと想定しながら運転できるか!という方もせめてバックミラーは定期的に確認する癖をつけておきましょうね。
事故発生時の対応
さて、高速道路上で2回の追突事故に遭った私、2度目の時は正直「そりゃぶつかってくるだろ」という感じでした。(滅茶苦茶詰まってるのに初心者マークに車間詰められまくってたので)
幸いなことにワイルドスピードばりの超スピードでぶつかられていないので体は無事でしたが、それでも渋滞の始まりみたいな状況ですと数台を巻き込む事態に発展します。
私の時は6台くらい巻き込む玉突き事故となりましたね……。
そうなってくるとやらなければならないことはたくさんあるので、順を追って説明しましょう。
①確認作業を行う
チェックリスト
- 同乗者の安全確認→問題なければ警察への連絡を任せる
- 安全確認を行いつつ前方の運転者の状況確認
- ぶつかってきた人の対応
- 関係者全員との連絡先交換
まず何より、同乗者がいれば同乗者の安全確認をします。
同乗者の意識がはっきりしていて怪我がなさそうでしたら、そこから同乗者も使……活躍してもらいましょう!
同乗者には警察へ連絡してもらい、自身は安全確認しつつ車から降りて前方の車の運転者の状況を確認します。
そうこうしているうちにぶつかってきた人が普通の人ならばこの辺りでこちらに対して気まずそうに声をかけてくるかと思います。その時点で自身は現状ではひとまず問題ない旨を伝えて前方の被害状況を調べさせるのが無難ですね。
ちなみに追突してきたのにいきなり「そっちが悪い」とか「ドライブレコーダーついてます?」的なことを言ってくる危険な人がいますが、どうせ実況見分でどこに責任の所在があるのかすぐにわかることなのでその場合は放っておきましょう。
安全確認が済んだら車の状態を確認、残しておくために自身の車の傷ついている箇所くらいは写真に残しておくと良いですね。
そうこうしているうちに免許証番号や電話番号の交換大会が開かれると思うので、そこで全員と連絡先を交換しておきます。
そこまでやったら本来なら安全な場所に避難して~とかなるのですが、首都高上だと安全な場所も何もないので車から降りて道の端っこに待機している方が良いかなと思います。
ちなみに私はトンネル内でした。
本来なら停止表示板を置いて~とかあるのですが、渋滞の始まりで発生した事故の場合は既に道が詰っているので後ろから猛スピードで車がやってくることはないかと思いますので、なくても大丈夫だとは思います。
②警察到着前に保険会社に連絡
さてここが事故対応で一番重要なところです。
それは保険会社に連絡してレッカーを呼ぶことですね。
私の経験上、その場でのストレスを少なくするためにはこれが一番大事です。
レッカーなくても走りそう……かな?
と迷ったそこのあなたはとりあえず呼んでおいた方が良いでしょう。
理由は3つあります。
1.走りそうでも途中で止まる可能性がある
2度目の追突を受けた際の私の車はこんな感じでした。(一度目の時の同じくらいのダメージです。)
さて、追突で事故を起こした(貰った)ことのない皆さんはこの状態がどの程度のダメージか想像しがたいですよね。
結論を言いますと冒頭にも書いたようにこの車は廃車になりました。
え、そんなにダメージ受けてなくない??
なんて思うかもしれませんが侮ることなかれ。
車は思ったより作りが複雑らしく、簡単に廃車になります!!
実は私、1回目の追突の時に普通にエンジンかかってたので「まぁ帰れるだろ」とか思って一般道に降りて家路についたのですが……
その結果途中でエンジンが止まって動けなくなるという最悪の状況になったことがあるので、とりあえずレッカーは手配した方が良いです本当に!
たまたま路肩に停められる&停めてもさほど邪魔にならないエリアで事が起こったのでよかったものの、国道や交差点の真ん中で起きていたらホントに大迷惑ですからね……。
「ちょっと凹んだな~」とかじゃなければレッカーを呼ぶのがマナーくらいに思った方が良いです。
特に高速道路上での事故は家までが遠いことが多いので、ここで判断を間違えるとえらい目に遭うということで念には念を入れましょう。
2.レッカー代は気にしないで良い
「レッカー高いし保険も使うかもしれないことを考えるとそんな即決で決められないよ……」
そんな風に思っているあなたはご安心ください。
特に追突事故の場合はあなたが急ブレーキをかけたりヤバイ運転をしていたりしなければ過失はほぼないです。
悪くても9:1とかで落ち着くのではないかなと……現に私は2回とも過失割合0でした。
そうなってくるとレッカー代はこちらの負担ではありません。
これは事故を”受けてしまった”あなたの権利ですので、堂々と使いましょう。
事故を起こしてしまった人がかわいそうだから……とか考えなくて良いんです。
相手方もこういった時のために保険に入っているのですから。
っていうか責任の有無関係なく今保険を使わないでいつ使うねんという話ではあるのですがね。
前述した通りなのですが、車に何らかの不具合が生じていてその結果自分の過失で誰かを傷つけることになってしまったら取り返しがつかなくなりますから、この辺はよく考えて安全な道を選んだ方が良いと思いますよ。
それでもレッカー代が不安な人は保険会社に電話した時点で、レッカー呼びたいんですが的なことを言って実際どうなりそうか聞けば懇切丁寧に説明してくれると思いますので、聞いてみてください。
ちなみに、レッカー手配した場合はいったん現金で支払いを立て替えておくケースがあるのでそちらだけご注意を。
私は10万円くらい立て替えましたね、もちろんすぐに返ってきましたけれど。
3.早く呼ばないとレッカーが来ない
さて悩んだ挙句満を持して「レッカー呼ぶぞ」ってなった場合、期待のレッカー車は全然来ませんのでそれは頭に入れておいてください!
なぜって道が渋滞していることもありますが、同じようにレッカーを呼んでいる方が何名もいる場合がありますからね……。
さっさとレッカー呼びやがってと思う方もいるかもしれませんが、いつまでも停まっているとさらに長時間、通行する無関係の方々にも迷惑をかけてしまう結果になりますから、周りのことも考えてさっさと呼んだ方が良いのです。
ちなみに後手に回ると普通に+1,2時間くらい待機する羽目になることもあるので、いつ帰れるねんと余計なストレスも抱えることになりますのでね。
特に女性はお手洗いの問題がかなり深刻なものになりますから、注意が必要です。
実況見分含めて色々と落ち着いてから手配するとなると遅すぎますので、事故が起こってから最低限必要な対応を行った後はすぐに手配をかけておきましょう。
参考までに、私が1回目の追突事故で途中でエンジンが止まってから一般道でレッカーを呼びなおして~とかやっていた時は
午前中に事故って5時間後に病院に到着
みたいな感じだったと思うので、判断ミスに注意しましょう。
③到着後の実況見分は誠実に
警察が到着した後は特にこれと言ってやることはありません。
嘘偽りのない正直な話をして、全員の話が終わるのを待つだけです。
もし自分にぶつかってきたやつが明らかに「嘘をついている」場合でも不安になる必要はありません。
実況見分で車の状態をチェックされればだいたいの嘘は明るみになるので、勝手に言わせておけば大丈夫です。
でもあまりにもひどいようだったら保険会社に相談はしてみてくださいね……。
事故後の対応
さて無事事故現場とおさらばしたら当日、ないし翌日に必ずやる必要があることがあります。
それは病院(整形外科)に行くことです。必ずやってください。
特に家族や恋人と同行している方は必須行動です。
なぜかと言うと、あとあと体に実害があることが発覚する可能性があるからです。
「いや~体なんともなくて良かったわ」とか言ってて「雨が降ると古傷が痛むの……」みたいな体になってしまってからではもう遅いのです。
後で発覚して「保障だ!」とか騒いでも後の祭り、物損事故の補償範囲は”物”が中心なのです。
時間が経つと事故と怪我の因果関係も証明できなくなったりしますので注意が必要です。
ちゃんと早いうちに通院していれば数日後に「いや、やっぱ辛い……」ってなった時にも人身事故に切り替えることが比較的簡単になりますので、病院に行き異常がないかどうかくらいは面倒くさがらずに調べておきましょう。
ちなみに事故が起きた時にぱっと見大きな怪我とかがなければ大体のケースは物損事故で処理されます。
物損事故と人身事故の違いってなに?と思う人は……私は専門家じゃないのでググってください!笑
簡単に言えば人身事故に切り替えると貰える金額(補償)の天井が上がる感じですかね。
ただし再度現場まで赴き実況見分を行う必要が出てきますので、そちらだけご注意ください。
以上、こんな感じです!
事故を振り返ってみて
私が追突を受けた時は1回目が日帰り旅行の往路、2回目が泊りがけ旅行の復路でした。
どちらも当時の恋人と出かけていたのですが、滅茶苦茶テンションが下がったのは言うまでもありません。特に1回目は私の対応も悪手だったので、かなり気まずい状況になりましたね……。
ですが2回目の追突事故の時の私は違いました。追突事故経験者である私は学習していたのです。
不安を抱える恋人の隣で迅速に、的確な事故対応をしていく姿はとても頼もしく映ったようでして。
当時の恋人はあの出来事で私への信頼度が非常に高くなったと、そう言っていました。
そしてそう、皆さんもお気づきかと思いますが、その恋人というのが今の妻です。
そうです、この事故のおかげで私たちは結ばれたのです。
……冗談です。(当時の恋人が今の妻という部分だけは本当です。)
まぁ冗談はさておきまして、特に男性ならば事故が起こった時に冷静に、迅速に対応したいですよね。
起こらないのが一番ですが、巻き込まれてしまってはしょうがない。
トラブルの時の対応力ってとても大切なものだと思いますので、様々なトラブルを回避できるように日々学んで行く必要があるのでしょう。
マイナスな出来事が起こってしまった際、そのマイナスをより小さくできるように……。
私の呪われてるんじゃないかと思ってしまうようなこの経験が、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
ちなみに一度目の事故以降、私はかなり余裕を持った車間距離を開けるようになりました、と。
次追突された時はさらに早いから安心してくれ。
できれば追突されないでほしいんだけど……。
貰い事故にも気をつけましょう!